葬儀のマナー、いざという時のために少しだけ

葬儀式と告別式

2018年06月12日 16時02分

葬儀式は死者弔いの儀式です。故人の冥福を祈る儀式ですね。一方、告別式ですが、こちらは故人に別れを告げる儀式になります。時代の流れで葬儀の形も変わってきています。最近では通夜を省いた一日葬も多く行われています。
 

葬儀式と告別式の流れ

受付と記帳
お通夜で香典を渡していない場合は、ここで渡します。お通夜で香典を渡している場合には、前夜に訪れていることを伝え、記帳だけ行います。その後は焼香まで待機してください。焼香が終わったら出棺まで待機します。
 
焼香の後、遺族は故人と最後のお別れをします。棺が閉じられ、出棺へと移ります。
 
出棺
喪主あいさつの後、出棺となりますので、合掌しながら故人を見送りましょう。遺族はこの後、火葬場へと向かいますが、声をかけられた場合以外は同行しません。
 
火葬場に同行した場合は、その後に「精進落とし」があります。「精進落とし」は葬儀の後の食事会ですが、もし出席する場合は、長居をせずに帰るようにしましょう。喪主へのあいさつを忘れずに。
 
香典はいくら包めばいいのか
香典の金額は、年齢、故人との続柄、付き合いの深さで決まります。金額には、以下のように、大体の目安があるので、この金額を参考にしてください。
 
友人が亡くなった場合
20代:5000円 
30代:5000円から10000円 
40代以上:5000円から10000円
 
同僚など
20代:5000円
30代:5000円から10000円
40代以上:10000円以上
 
叔父、叔母
20代:10000円
30代:10000円から20000円
40代以上:20000円から30000円
 
兄弟、姉妹
20代:30000円
30代:50000円
40代以上:50000円
 
両親
20代:30000円から100000円
30代:50000円から100000円
40代以上:50000円から100000円
 
祖父母
20代:10000円
30代:10000円から30000円
40代以上:30000円から50000円
 
ビジネス関係者の葬儀への参列
社会人になると、取引先や社内関係者の葬儀に参列することもあると思います。基本的な作法については、通常の葬儀と何も変わりませんが、ビジネス繋がりならではの作法のようなものが存在します。
 
取引先の社員や社長などが亡くなった場合、会社としての判断が優先されます。訃報を受けたら、上司に報告し、指示を待ちましょう。会社関係では、亡くなった人と同格の人を弔問に送るなど、会社としての対応があります。社葬の通知を受けた場合も同様です。
 
ビジネス関係で葬儀に参列する場合
名刺
ビジネス関係で詐欺に参列する場合、受付で名刺を提出します。この際、本人が来場したのか、代理人が来場したのかを明確にするための慣例があります。
 
名刺の本人が来場したことを表す場合
名刺の右上に「弔」を書き込む
 
代理人が来場したことを表す場合
出席できなかった人の名刺の右上に「弔」の文字を書き込み、代理で出席した人の名刺には「代」と右上に記載したものを提出します。
 
記帳の際、代理で訪れた場合は、上司の肩書きと名前で記帳します。
 
社内の関係者が亡くなった場合
上司や同僚といった、同じ社内の関係者が亡くなった場合は、会社としてだけではなく、一個人としても弔問する必要があります。一個人としての弔問は通夜に行い、その際に香典も渡すことが一般的です。上司や同僚の身内が亡くなった場合も同様です。
 
ビジネス関係者が亡くなった場合は、会社としての判断を待つことになりますので、知らせを受けたらすぐに上司に連絡し、その指示を待ちましょう。
 
葬儀の手伝いを頼まれたら
遺族にとって葬儀は、悲しみの中にありながらも進めなければならない大きなイベントです。そのため、身内以外のご近所さんなどに、受付や道案内などのお手伝いを依頼する場合があります。
 
手伝いを依頼されたら、特に指示が無い限りは、式の1時間前には会場にいるようにしましょう。役割分担を確認し、待合所や駐車場の位置なども把握しておきます。
 
受付
葬儀の受付は、参列者と直接関わる重要な役割です。参列者に名前と住所を記帳してもらいます。必ず喪服を着用し、記帳の他、香典、弔電の受け取り、そして弔問のお礼をします。現金を扱う場所でもあるため、場所を離れる必要がある場合は注意が必要です。
 
道案内
最寄り駅から葬儀会場までの要所に立って道案内をします。ひじょうに人目に付く役割のため、振る舞いに気をつける必要があります。冬であっても葬儀の際、コートは着ない方がいいとされているため、寒さには十分対策を。夏場は熱中症に注意する必要があります。
 
台所、接待
台所の担当は、「通夜振る舞い」や「精進落とし」の準備、その他、遺族やお手伝いの方達に食事を用意します。完全に裏方ではありますが、服装やエプロンは地味なものを選ぶようにしましょう。
 
携帯品係
式場への案内や、コートなどの携帯品を預かる係です。貴重品については、弔問客に管理してもらいましょう。弔問客と直接関わる仕事なので、立ち振る舞いに気をつけましょう。お礼の言葉も忘れずに。
 
会計係
香典の金額を確認し、名簿と照らし合わせて記入していく係です。ミスの許されない大切な役割のため、複数で行うことが望ましいでしょう。必ず弔問客の目に触れない場所で作業するようにしましょう。
 
葬儀のマナー、式の性格上、場慣れはできない
葬儀は悲しいことではありますが、人の人生におけるビッグイベントです。しかし、結婚式とは違い、式の性格上、場慣れの難しいイベントです。今回は仏式葬儀の基本的な流れとマナーについてご紹介しました。もちろん日本には他の宗派、そして他の宗教が、それぞれのスタイルで葬儀を行っています。そのため、訃報の連絡を受けたら、まずは遺族に宗教と宗派の確認をとりましょう。
 
ビジネス上の付き合いで葬儀に出席しなければならないこともあると思います。このような葬儀の場合は、会社同士の付き合い、役職のことなども考えつつ判断する必要があるため、上司に指示を仰ぎましょう。
 
人の死は突然やってくることも少なくありません。いざという時に備え、葬儀についての基本的な知識を身につけておくことは、社会人としてのマナーだと言えるでしょう。
 

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